メインコンテンツへスキップ
歯科医院で歯の色について歯科医師が患者様に説明している様子

WHITENING

歯を白くする前に、
色の原因から。

院内で行うオフィスホワイトニング、ご自宅で進めるホームホワイトニング。
坂戸市・鶴ヶ島市で、費用・施術時間・持続期間、そして「ホワイトニングでは変わらない部分」まで率直にご説明します。

坂戸市の歯科医院で歯の色の選択肢について説明を受ける患者様
オフィス・ホーム・組み合わせ。向き不向きを並べてご説明します。
歯科衛生士が歯のクリーニングを行っている様子
まずはクリーニング。「汚れを落とす」と「歯を白くする」は別の処置です。
つむぎ歯科クリニックの院内の様子
坂戸駅から徒歩7分、無料駐車場完備。土日も診療しています。

つむぎ歯科クリニックでは、坂戸市・鶴ヶ島市周辺で歯の色にお悩みの方へ、院内で行うオフィスホワイトニング、ご自宅で進めるホームホワイトニング、そして両者を組み合わせる方法をご案内しています。あわせて、クリーニングで解決する着色なのか、ホワイトニングの適応なのか、あるいはセラミックなど別の方法を検討すべき変色なのかを、診査のうえで切り分けてご説明します。

ホワイトニングという
選択肢の、全体像。

ホワイトニングは、歯を削らずに、薬剤の力で歯そのものの色を明るくする処置です。歯の表面のエナメル質は半透明で、その内側にある象牙質の色が透けて見えています。年齢を重ねると象牙質は少しずつ厚みを増し、色みも濃くなっていくため、歯全体が以前より黄ばんで見えるようになります。ホワイトニングの薬剤は、この内側の色素に働きかけることで、見た目の明るさを変えていきます。

ただ、歯の色が気になる理由は、その方によって違います。コーヒーや紅茶、赤ワイン、たばこによって歯の表面に付着した着色が原因のこともあれば、神経を失った歯が内側から黒ずんできた場合、詰め物のプラスチックが経年で変色した場合、むし歯が進んで歯が変色している場合もあります。原因が違えば、対応する方法も変わります。表面の着色であればクリーニングで落ちますし、詰め物の変色であれば詰め物のやり直しが必要です。ホワイトニングの薬剤は、こうしたケースに対しては効果を発揮しません。

ですから当院では、いきなり薬剤を使うのではなく、まず「なぜこの歯が今の色に見えているのか」を診るところから始めます。そのうえで、クリーニングで足りるのか、ホワイトニングの適応なのか、それともセラミックなど別の方法が現実的なのかを、費用の目安とあわせて並べてご説明します。ご希望の色にご自身の歯だけでは届かない可能性があるときは、そのことも先にお伝えします。

そして、ホワイトニングは受けたら終わりという処置ではありません。得られた明るさは時間の経過とともに少しずつ戻っていきますし、食習慣や喫煙の有無によって戻り方も変わります。当院では、施術後にどう付き合っていくか、どのタイミングで追加を検討すればよいかまで含めてご案内しています。定期的なクリーニングと組み合わせることで、日常のなかで色を保ちやすくなります。

白くすることより、
まず原因を見分けること。
その歯に、ホワイトニングが
向いているかどうかから。
  1. コーヒーや紅茶の着色が気になる

    毎日のコーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、カレー、そして喫煙。こうした習慣で歯の表面に色素が付着していきます。この場合に必要なのは、歯そのものを白くする処置ではなく、付着した着色を取り除くクリーニングです。ご自身では磨きにくい歯と歯の間や、歯の裏側に着色が溜まっていることもよくあります。

  2. 昔より黄ばんできた気がする

    若い頃の写真と比べると歯の色が違う、鏡を見て年齢を感じる。加齢によってエナメル質は薄くなり、内側の象牙質の色が透けやすくなっていきます。歯の表面をいくら磨いても変わらない類の変化で、ホワイトニングが選択肢になりやすいのはこのタイプです。

  3. 1本だけ色が違う・黒ずんでいる

    周りの歯と比べて、特定の1本だけが暗い色に見える。過去にぶつけた歯、神経を取った歯が、内側から変色していることがあります。この場合、通常のホワイトニングでは対応がむずかしく、歯の内側から薬剤を作用させる方法や、被せ物による対応を検討することになります。原因の見極めが要る症状です。

  4. 写真や人前で口元が気になる

    写真を撮るときに口を閉じてしまう、人と話すときに口元を手で隠す。結婚式や就職活動、同窓会など、期日が決まっているご相談も少なくありません。日程が決まっている場合は、そこから逆算した計画が必要になりますので、初回のご相談の際にお伝えください。

  5. 市販品を試したが変わらなかった

    歯みがき粉やホワイトニンググッズを使ってみたが、思ったような変化がなかった。市販品の多くは表面の着色を落とす目的のもので、歯そのものの色を変える働きは想定されていません。何を試して、どう変わらなかったかを伺うことは、原因を絞り込むうえで手がかりになります。

  6. しみやすい歯なので不安がある

    冷たいものでしみることがあり、ホワイトニングでしみるのが怖い。知覚過敏のある方は、施術中や施術後にしみる感覚を感じやすい傾向があります。しみる原因が歯ぐきの下がりなのか、歯のすり減りなのか、ひびなのかを先に確認し、状態に応じた進め方をご提案します。

  1. 01

    オフィスホワイトニング(院内で行う方法)

    歯科医院で、歯科医師・歯科衛生士が薬剤を歯の表面に塗布して行う方法です。当院では1回90分のお時間をいただいています。ご自身で薬剤を扱う必要がなく、施術はすべて院内で完結しますので、手間の面ではもっとも負担が少ない方法です。歯ぐきを保護したうえで、比較的作用の強い薬剤を専門家の管理下で使うため、施術の当日に色の変化を感じられる方が多いのも特徴です。

    向いている方——結婚式や写真撮影、面接など日程が決まっている方。ご自宅でマウスピースを装着し続けるのが負担に感じる方。ご自身での管理に自信がない方。忙しく、通院回数を絞りたい方。

    向いていない場合——施術中から施術後にかけて歯がしみやすい傾向があるため、知覚過敏の強い方は慎重な判断が要ります。また、一度の施術で得られた明るさは比較的戻りやすいとされており、色を保ちたい場合は追加の施術や、ホームホワイトニングとの併用を検討することになります。90分間、お口を開けた状態でお過ごしいただくことになりますので、長時間の診療が苦手な方には負担になることがあります。

  2. 02

    ホームホワイトニング(ご自宅で行う方法)

    歯科医院でお口の型を取り、その方専用のマウスピース(トレー)を作製したうえで、ご自宅で薬剤を入れて装着していただく方法です。当院ではマウスピースと薬剤2週間分をひと組としてご案内しています。オフィスホワイトニングより作用のおだやかな薬剤を、時間をかけて作用させていく考え方です。1日あたりの装着時間と続けていただく期間は、お使いいただく薬剤に合わせて個別にご説明します。

    向いている方——ご自身のペースで少しずつ進めたい方。通院の回数をできるだけ少なくしたい方。ゆっくり作用させるぶん、色の戻りに対して落ち着いた変化を求める方。マウスピースが手元にあれば、その後に色が戻ってきたとき、薬剤の追加購入だけで再開できる点も利点です。

    向いていない場合——毎日決まった時間、ご自身でマウスピースを装着する必要があります。この習慣を続けるのがむずかしい方には、途中で止まってしまうことがあります。また、変化を感じるまでに一定の期間がかかりますので、来週までに、といった短い期日がある場合には適しません。装着時に違和感が強い方、嘔吐反射のある方も、事前にご相談ください。

  3. 03

    デュアルホワイトニング(組み合わせる方法)

    オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法です。院内での施術で変化をつくり、ご自宅でのホワイトニングでその状態を支えていく、という考え方になります。それぞれの弱点を補い合う組み合わせで、色を保ちたいというご希望のある方にご提案することがあります。

    向いている方——日程が決まっているうえで、その後もできるだけ色を保ちたい方。オフィスだけ、ホームだけでは希望に届きにくいとお伝えした方。二つの方法をどの順番で、どのくらいの間隔で組み合わせるかは、お口の状態とご希望の日程によって変わります。

    費用について——組み合わせる内容によって金額が変わるため、当院ではデュアルホワイトニングとしての一律の料金設定を設けていません。オフィスとホームを組み合わせる方法もあります。費用は診察時にご説明します。ご予算のご希望がある場合は、先にお伝えいただければ、その範囲で組める計画をご提案します。

COMPARISON

オフィスとホーム、
どう違うか

どちらが優れているという話ではなく、生活のリズム、期日の有無、しみやすさ、ご予算によって向き不向きが変わります。一般的な傾向を一覧にまとめました。

オフィス ホーム 組み合わせ
施術する場所院内ご自宅院内+ご自宅
1回の所要時間90分ご自宅での装着
時間は薬剤により異なる
両方
変化を感じるまで比較的早いゆるやか比較的早い
ご自身での手間少ない毎日の装着が必要毎日の装着が必要
しみやすさの傾向感じやすいことがある比較的おだやか感じやすいことがある
期日がある場合向く余裕が要る計画次第
費用(税込)22,000円〜33,000円〜診察時にご説明

※ 一般的な傾向の目安です。お口の状態、変色の原因、生活習慣によって、適応と結果は変わります。
※ いずれも自由診療(公的医療保険の適用外)です。記載の金額は税込価格です。

FEE & TIME

費用と施術時間

ホワイトニングは自由診療です。公的医療保険は適用されません。当院の費用は下表のとおりで、記載はすべて税込価格です。実際にかかる総額は、施術の回数、お口の状態、事前に必要な処置の有無によって変わりますので、診察のうえで総額のお見積りをお出しします。金額にご納得いただけない場合は、他の選択肢をご提案しますので、遠慮なくお申し出ください。

施術時間について。オフィスホワイトニングは、院内で1回あたり90分のお時間をいただきます。この90分には、歯ぐきを保護する準備、薬剤の塗布と作用させる時間、施術後の確認までが含まれます。ホームホワイトニングは、初回にお口の型を取り、マウスピースが完成したらお渡しして使い方をご説明する、という流れになります。ご自宅での1日あたりの装着時間と続けていただく期間は、お使いいただく薬剤に合わせてご説明します。

なお、ホワイトニングの前にむし歯や歯周病の治療、クリーニングが必要と判断した場合、そちらを先に行います。むし歯や歯周病の治療は保険が適用されますので、ホワイトニングの費用とは別に、保険診療としてのお支払いが発生します。この点も、はじめのご説明で整理してお伝えします。

また、変色の原因によっては、ホワイトニングではなくセラミックによる方法をご提案することがあります。その場合の費用も、あわせて下表に記載しています。どの方法を選ぶかを比べていただくための情報として、ご覧ください。

項目 費用(税込)
オフィスホワイトニング
院内で1回90分
22,000円〜
ホームホワイトニング
マウスピース+薬剤2週間分
33,000円〜
デュアルホワイトニング
オフィスとホームを組み合わせる方法
診察時にご説明します
セラミッククラウン(e.max)
前歯1本
88,000円〜
ジルコニアクラウン
奥歯にも対応
99,000〜132,000円
ラミネートベニア
前歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける
88,000円〜
セラミックインレー(詰め物)55,000〜77,000円

※ 記載の金額は税込価格です。施術の回数、お口の状態、必要な事前処置により総額は変動しますので、診察のうえでお見積りをお出しします。
※ ホワイトニング・セラミックはいずれも自由診療で、公的医療保険の適用外です。治療計画とあわせて費用の内訳を書面でお渡ししています。
※ ホワイトニング前にむし歯・歯周病の治療が必要な場合、その治療費(保険診療)は別途となります。
※ 自由診療についてはデンタルローン(分割払い)および各種クレジットカードでのお支払いに対応しています。

料金案内のページへ →審美歯科のページへ →

まず率直にお伝えしたいのは、ホワイトニングの効果は永続しないということです。施術によって明るくなった歯の色は、その後の日々のなかで少しずつ元の方向へ戻っていきます。これを一般に後戻り(色戻り)と呼びます。どのくらいの速さで戻るかには個人差が大きく、事前にお約束できる性質のものではありません。数か月から一年ほどで色の戻りを感じ、追加の施術をご希望になる方が多い、という程度にお考えいただくのが実際に近いと思います。

後戻りが起きる理由は、大きく二つに分けられます。ひとつは、日々の飲食や喫煙によって歯の表面に新しく着色が付着していくこと。もうひとつは、薬剤の作用によって一時的に変化した歯の内部の状態が、時間をかけて落ち着いていくことです。前者は日々の習慣とクリーニングでかなり抑えることができますが、後者は避けられない変化です。

後戻りを早める要因

コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、赤ワイン、カレー、ミートソース、醤油の濃い料理、チョコレート、ベリー類。色の濃い飲食物は、着色の原因になります。喫煙も歯に色素が付着する大きな要因のひとつです。これらをすべてやめていただく必要はありませんが、施術後しばらくの期間は控えていただく、日常的には飲んだあとに水で口をゆすぐ、といった小さな工夫の積み重ねが色の保ちに関わってきます。

また、歯の表面に細かな傷や凹凸があると、そこに色素が入り込みやすくなります。研磨剤の強い歯みがき粉で力を入れて磨き続けることは、かえって着色が付きやすい状態をつくることがあります。当院では、ホワイトニング後のお手入れの方法も含めてご案内しています。

色を保つための考え方

色を保つうえで現実的なのは、定期的なクリーニングを組み合わせることです。歯の表面に新しく付いた着色を定期的に落としておくことで、日常のなかで色を保ちやすくなります。クリーニングは予防歯科 →の定期管理のなかで行えますので、むし歯や歯周病の確認とあわせてお受けいただけます。

そのうえで、色の戻りを感じた段階で追加の施術を検討する、という進め方になります。ホームホワイトニングでマウスピースを作っておくと、その後に色が戻ってきたとき、薬剤の追加だけで再開できます。オフィスホワイトニングのみで進める場合と比べ、長い目で見たときの選択肢が広がる点は、ホームホワイトニングを検討していただく理由のひとつです。

なお、追加の施術をどのくらいの間隔で行うかは、歯の状態としみやすさの程度によって変わります。短い間隔で繰り返すことが望ましいとはかぎりませんので、当院では次の施術の時期についてもご相談のうえで決めています。「白さを保ちたい」というご希望と、歯への負担のバランスを取りながらお付き合いいただくのが、現実的な向き合い方だと考えています。

安全にお受けいただくために、当院では事前の診査で次の点を確認しています。該当する場合は、施術をお受けいただけない、あるいは先に別の処置を行ってからの検討となります。ご希望に沿えないことを申し上げる場面もありますが、理由をご説明したうえで、代わりにお選びいただける方法をご提案します。

お受けいただけない場合

  • 無カタラーゼ症の方——ホワイトニングの薬剤の分解に関わる酵素が体内で働きにくい体質のため、お受けいただけません。診断を受けたことがある方は、お申し出ください。
  • 妊娠中・授乳中の方——薬剤が胎児や乳児に与える影響について十分な検証がなされていないため、当院ではお受けしていません。時期をあらためてのご相談をお願いしています。
  • 薬剤の成分にアレルギーのある方——過去に歯科の薬剤でアレルギー症状が出たことのある方は、事前にお知らせください。
  • お子さま——歯の成長の途中にあたる時期は、薬剤の作用による影響を考慮し、施術の対象としていません。年齢とお口の状態をふまえて判断します。

先に治療が必要な場合

  • むし歯がある場合——薬剤がしみたり、むし歯の部分から内部に作用したりするおそれがあります。治療を終えてからの施術となります。詳しくは一般歯科 →をご覧ください。
  • 歯周病がある場合——歯ぐきに炎症がある状態では、薬剤が刺激になることがあります。歯ぐきの状態を整えてからの施術となります。
  • 歯にひび・欠け・強い摩耗がある場合——薬剤が内部に入り込みやすく、しみる症状が強く出ることがあります。状態に応じて、先に対応を行います。
  • 知覚過敏が強い場合——しみる感覚が強く出やすいため、原因を確認し、知覚過敏を抑える処置を先に行ったうえで、進め方をご相談します。歯がしみる →
  • 歯石や着色が多い場合——薬剤が歯の表面に均一に作用しにくくなります。クリーニングで歯面を整えてからの施術となります。

ご希望に沿いにくい場合

次のような場合、ホワイトニングを行っても、ご希望の見た目に届かないことがあります。あらかじめご説明したうえで、他の方法とあわせて検討していただきます。

  • 前歯に詰め物・被せ物がある場合——人工物の色は薬剤では変わりません。ご自身の歯だけが明るくなり、色の差が目立つようになることがあります。
  • 神経を失った歯の変色——歯の内側からの変色には、通常のホワイトニングでは対応がむずかしい場合があります。別の方法をご説明します。
  • 薬剤の影響による生まれつきの変色——歯の内部に取り込まれた色素による変色は、ホワイトニングだけでは変化がわかりにくいことがあります。
  • 歯の表面に白い斑点がある場合——ホワイトニングによって周囲との差の見え方が変わることがあり、事前に見通しをご説明します。

施術後に気をつけていただくこと

施術のあとしばらくの間は、歯の表面が着色を受けやすい状態になります。この期間は、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、色の濃いソースなど、着色しやすい飲食物を控えていただく必要があります。喫煙も同様です。どのくらいの期間控えていただくかは、行った施術によって変わりますので、施術後に個別にご説明します。せっかくの施術の結果を保つための、大切な期間とお考えください。

また、ホームホワイトニングでお渡しするマウスピースと薬剤は、決められた使い方をお守りください。長く装着すればそのぶん白くなるというものではなく、かえって歯や歯ぐきへの負担につながります。ご使用中に強くしみる、歯ぐきが白くなる、痛みが出るといった変化があった場合は、いったん中止して当院へご連絡ください。

CLEANING VS WHITENING

クリーニング(PMTC)
との違い

「汚れを落とす」ことと「歯そのものを白くする」ことは、まったく別の処置です。ここを取り違えたまま進めてしまうと、期待とのずれが生まれます。

歯を白くしたいというご相談をいただいたとき、当院がまず確認するのは「いま気になっているのは、歯に付いた汚れの色か、歯そのものの色か」という点です。この二つは原因が違い、対応する処置も違います。

クリーニング(PMTC)は、歯に付着したものを取り除く処置です。歯垢、歯石、そしてコーヒーや紅茶、たばこなどによって歯の表面に付いた着色(ステイン)を、専用の器具と材料で落としていきます。取り除いた結果、本来の歯の色が見えるようになりますので、「白くなった」と感じられる方は多くいらっしゃいます。ただし、これは歯そのものの色を変えたわけではなく、覆っていたものが取れた状態です。

ホワイトニングは、歯そのものの色を明るくする処置です。薬剤を歯に作用させ、歯の内部にある色素に働きかけます。クリーニングでは変えられない、加齢によって濃くなった象牙質の色、生まれつきの歯の色みに対して選択肢となるのがホワイトニングです。

ですから、「クリーニングをすれば白くなるのか」というご質問への答えは、原因によって変わります。着色が原因ならクリーニングで印象は大きく変わりますし、歯そのものの色が原因ならクリーニングだけでは届きません。逆に、着色が厚く付いた状態でホワイトニングの薬剤を使っても、薬剤が歯面に均一に作用しませんので、当院ではホワイトニングをご希望の方にも、先にクリーニングで歯面を整えてから薬剤を作用させる流れをとっています。

01 — CLEANING

クリーニング(PMTC)
——汚れを落とす

歯科医院で歯科医師・歯科衛生士が行う専門的な清掃です。歯垢、歯石、表面の着色を取り除きます。むし歯や歯周病の予防が本来の目的で、歯ぐきの健康を保つための処置でもあります。歯周病の治療の一環として行う場合は保険が適用されます。

予防歯科を見る →

02 — WHITENING

ホワイトニング
——歯そのものを白くする

薬剤を作用させ、歯の内部の色素に働きかけて明るさを変える処置です。歯を削らずに行えます。見た目を目的とした処置のため自由診療となり、公的医療保険は適用されません。効果や持続期間には個人差があります。

審美歯科を見る →

03 — COMBINATION

両方を組み合わせる
という考え方

クリーニングで歯面を整えてからホワイトニングを行い、その後も定期的なクリーニングで新しい着色を落としていく。この組み合わせが、色を保つうえでは現実的です。むし歯や歯周病の確認も同時にできます。

歯の色が気になる方へ →

  1. 01

    カウンセリング

    どの歯のどんな色が気になっているのか、いつ頃から気になり始めたのか、どのくらいの見た目を目指したいのかを伺います。結婚式や撮影など日程が決まっている場合は、この段階でお伝えください。そこから逆算した計画をご提案します。過去に受けた治療、いま飲んでいるお薬、アレルギー、妊娠・授乳の有無についても確認させていただきます。

  2. 02

    診査・原因の見極め

    お口の中を診て、レントゲンで歯の内部と根の状態を確認します。ここで行うのは、気になっている色の原因を切り分ける作業です。表面の着色なのか、加齢による内部の色の変化なのか、神経を失ったことによる変色なのか、詰め物の変色なのか。あわせて、むし歯・歯周病・歯のひび・知覚過敏の有無も確認します。ホワイトニングの適応かどうか、先に必要な処置があるかを、ここで判断します。

  3. 03

    方法のご提案と費用のご説明

    診査の結果をふまえ、オフィス・ホーム・組み合わせのどれが向いているか、あるいはホワイトニング以外の方法が現実的かをご説明します。見込まれる変化、通院の回数、必要な期間、費用の総額を、書面でお渡しします。ご希望の見た目に届きにくいと考えられる場合は、その理由もあわせてお伝えします。ご納得いただいてから、次の段階に進みます。この場でお決めいただく必要はありません。

  4. 04

    事前処置・クリーニング

    むし歯や歯周病がある場合は、先にその治療を行います。あわせて、歯の表面に付いた歯垢・歯石・着色をクリーニングで取り除きます。歯面が整っていないと薬剤が均一に作用しませんので、この工程は省きません。クリーニングだけで印象が変わり、そのままホワイトニングを見送られる方もいらっしゃいます。それも一つの結論だと考えていますので、遠慮なくお申し出ください。

  5. 05

    施術(オフィス/ホーム)

    オフィスホワイトニングの場合は、院内で1回90分のお時間をいただきます。歯ぐきを保護したうえで薬剤を塗布し、作用させ、その後に洗浄して状態を確認します。ホームホワイトニングの場合は、お口の型を取り、その方専用のマウスピースを作製します。完成後にご来院いただき、薬剤の入れ方、装着時間、保管方法、注意点をご説明したうえでお渡しします。ご自宅では、お伝えした使い方をお守りください。

  6. 06

    経過の確認

    施術後の状態を確認します。しみる症状が出ていないか、歯ぐきに変化がないか、色の変化がどの程度かを診ます。ご希望との差がある場合は、追加の施術を行うか、別の方法を組み合わせるかをご相談します。ホームホワイトニングの場合は、装着の状況や使いにくさについても伺い、必要に応じて進め方を調整します。つらい症状があるときは、次回を待たずにご連絡ください。

  7. 07

    定期的なクリーニングと再施術のご相談

    ホワイトニングの効果は、時間の経過とともに戻っていきます。定期的なクリーニングで新しく付いた着色を落としながら、色の戻りを感じた段階で追加の施術をご相談いただく、という進め方になります。むし歯や歯周病の確認も同時に行えますので、予防歯科 →の定期管理とあわせてお越しください。

「歯を白くしたい」というご希望は同じでも、その歯が今の色に見えている理由は人によって違います。そして原因が違えば、選ぶべき方法も変わります。ホワイトニングは有力な選択肢のひとつですが、すべての変色に対応できる処置ではありません。ここでは、当院が実際にご相談を受けることの多い原因を挙げ、それぞれに対してどのような方法が考えられるかを整理します。

1. 飲食物や喫煙による表面の着色

コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、カレー、たばこ。こうしたものによって歯の表面に色素が付着している状態です。もっとも多い原因といってよいと思います。この場合に必要なのはクリーニングで、ホワイトニングの薬剤ではありません。付着したものを取り除けば、本来の歯の色が見えるようになります。歯と歯の間や歯の裏側など、ご自身では落としきれない部分に着色が溜まっていることも多く、クリーニングだけで印象が変わる方は少なくありません。

2. 加齢による歯そのものの色の変化

年齢を重ねるにつれ、表面のエナメル質は薄くなり、内側の象牙質は厚みを増して色みも濃くなっていきます。その結果、歯全体が以前より黄ばんで見えるようになります。表面をいくら磨いても変わらない類の変化で、ホワイトニングがもっとも向いているのはこのタイプです。ただし変化の程度には個人差があり、ご希望の明るさに届くかどうかは、診査のうえでご説明します。

3. 神経を失った歯の変色

過去に強くぶつけた歯、根の治療で神経を取った歯が、年月をかけて内側から暗い色に変わっていくことがあります。周りの歯と比べて1本だけ色が違う、という場合はこの可能性があります。歯の外側から薬剤を作用させる通常のホワイトニングでは、対応がむずかしい変色です。歯の内側から薬剤を作用させる方法や、セラミックの被せ物 →による対応を検討することになります。セラミッククラウン(e.max)前歯1本の費用は88,000円〜です。

なお、そもそも神経を残せるのであれば残したほうが、歯の色の面でも、歯の寿命の面でも有利です。神経を残す治療の考え方については 歯の神経は残せるのか → でご説明しています。

4. 詰め物・被せ物の変色

歯そのものではなく、以前に入れた詰め物や被せ物の色が変わっているケースです。保険で用いられるレジン(歯科用プラスチック)は、年月とともに変色したり、周囲との境目に着色が入り込んだりします。金属の被せ物が入っている場合や、被せ物の縁の部分が暗く見える場合もあります。人工物の色はホワイトニングでは変わりません。この場合の選択肢は、詰め物・被せ物のやり直しです。セラミックインレー(詰め物)は55,000〜77,000円、ジルコニアクラウンは99,000〜132,000円が費用の目安です。保険とセラミックの違いについては セラミックと保険の被せ物の違い → をご覧ください。

5. むし歯・歯石による変色

歯が茶色や黒っぽく見える原因が、進行したむし歯である場合があります。また、歯の根元に付いた歯石や、歯ぐきが下がって露出した根の部分の色が、変色として気になっていることもあります。この場合、必要なのは見た目の処置ではなく一般歯科 →としての治療です。むし歯を放置したままホワイトニングを行うことはできませんので、まずそちらを整えます。

6. 生まれつきの歯の色・表面の白い斑点

薬剤の影響で歯の内部に色素が取り込まれている場合や、エナメル質の形成が十分でなく白い斑点として見えている場合があります。こうした変色は歯の内部の構造に由来するため、ホワイトニングでは変化がわかりにくいことがあります。程度によっては、ラミネートベニア →(前歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける方法。88,000円〜)やセラミッククラウンが選択肢になります。ただしこれらは歯を削る処置を伴いますので、得られるものと失うものを並べたうえで判断していただきます。

7. 歯並びによって色が気になっている場合

色そのものではなく、歯の重なりや傾きによって影ができ、暗く見えているケースもあります。また、重なった部分は磨きにくいため、実際に着色や歯石が溜まりやすい場所でもあります。この場合、色への対応だけでは根本的な解決になりにくく、矯正歯科 →による歯並びの改善が選択肢に入ってきます。歯並びが気になる → もあわせてご覧ください。

OUR POSITION

ホワイトニングをおすすめしない場合もあります

ご相談のなかには、診査の結果、ホワイトニングでは期待される変化が得られにくいと判断されるケースがあります。その場合、当院はホワイトニングをおすすめしません。クリーニングで足りるならクリーニングをご提案しますし、セラミックのほうが現実的であればその費用も含めてご説明します。歯を削らずに済む方法があるなら、まずそちらから検討します。ご希望に沿えないことを申し上げる場面もありますが、理由をお伝えしたうえで、選んでいただける材料をそろえることが、私たちの役割だと考えています。

RISKS

主なリスク・副作用

ホワイトニングおよびセラミックによる治療は自由診療です。お受けいただく前に、次の内容をご確認ください。ご不明な点は、診察の際に遠慮なくお尋ねください。

ホワイトニングについて

  • ・施術中から施術後にかけて、歯がしみる感覚(知覚過敏)が一時的に生じることがあります。程度には個人差があり、症状が続く場合は処置を行います。
  • ・薬剤が歯ぐきに触れると、歯ぐきが一時的に白くなったり、しみたりすることがあります。
  • ・白くなるのはご自身の歯(天然歯)のみです。詰め物・被せ物・ブリッジや入れ歯の人工歯の色は変わりません。そのため、施術後に人工物との色の差が目立つようになることがあります。
  • ・効果には個人差があり、ご希望の明るさに届かない場合があります。事前に見込みをお約束することはできません。
  • ・時間の経過とともに色戻り(後戻り)が生じます。効果は永続しません。
  • ・無カタラーゼ症の方はお受けいただけません。
  • ・妊娠中・授乳中の方はお受けいただけません。
  • ・むし歯・歯周病がある場合は、先にその治療が必要です。歯にひびや強い摩耗がある場合も、状態に応じた対応を先に行います。
  • ・施術後しばらくは、コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなど着色しやすい飲食物と、喫煙を控えていただく必要があります。
  • ・ホームホワイトニングでは、お伝えした使用方法を超えて使用されると、歯や歯ぐきへの負担につながることがあります。
  • ・公的医療保険の適用外(自由診療)です。

セラミック(クラウン・ラミネートベニア・インレー)について

  • ・歯を削る必要があり、削った歯を元に戻すことはできません。
  • ・強い咬合力や歯ぎしり・食いしばりによって、欠けたり割れたりすることがあります。
  • ・歯を削る量によっては、治療後にしみる症状が出ることや、神経の処置が必要になることがあります。
  • ・装着後、歯ぐきが下がることで境目が見えるようになる場合があります。
  • ・お手入れが不十分な場合、被せ物の周囲からむし歯や歯周病が進むことがあります。
  • ・公的医療保険の適用外(自由診療)です。

※ 治療内容・費用・リスクについては、診察の際に書面をお渡ししてご説明しています。ご納得いただいたうえで治療を開始します。
※ 歯ぎしり・食いしばりのある方は、あわせて 歯ぎしり・食いしばりについて → をご覧ください。

FAQ

よくあるご質問

  1. Q. ホワイトニングはしみますか?

    A. 施術中から施術後にかけて、歯がしみる感覚(知覚過敏)が生じることがあります。程度には個人差があり、一過性で時間の経過とともに落ち着いていくことがほとんどですが、もともと知覚過敏のある方や、歯にひびや摩耗のある方は感じやすい傾向があります。当院では事前の診査でしみやすい要因の有無を確認し、必要に応じて知覚過敏を抑える処置を先に行う、薬剤の作用時間や回数を調整する、ホームホワイトニングでゆっくり進めるといった方法をご提案します。施術後につらい症状が続く場合は、我慢せずご連絡ください。

  2. Q. どのくらい白くなりますか。効果はどのくらい続きますか?

    A. 白さの変化と持続期間には個人差があり、事前にお約束できるものではありません。もともとの歯の色、変色の原因、エナメル質の厚みや性質、施術の回数、その後の食習慣や喫煙の有無によって結果は変わります。一般に、ホワイトニングで得られた明るさは時間の経過とともに少しずつ戻っていきます。数か月から一年ほどで色の戻りを感じ、追加の施術をご希望になる方が多い、という程度にお考えください。当院では施術前にお口の状態を診たうえで、どのくらいの変化が見込めそうか、何回くらいの計画になりそうかを率直にお話しします。

  3. Q. 詰め物や被せ物も一緒に白くなりますか?

    A. いいえ。ホワイトニングで色が変わるのはご自身の歯(天然歯)のみです。レジン(歯科用プラスチック)の詰め物、セラミックや金属の被せ物、ブリッジや入れ歯の人工歯の色は変わりません。そのため、前歯に詰め物や被せ物がある方は、ご自身の歯が明るくなった結果、人工物との色の差が目立つようになることがあります。当院では施術前に、どの歯が人工物でどの歯が天然歯かを確認し、色の差が出そうな場合は、ホワイトニング後に人工物を作り直す前提で計画を立てるか、はじめからセラミックなど別の方法をご提案するかを含めてご説明します。

  4. Q. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?

    A. 妊娠中・授乳中の方のホワイトニングは、当院ではお受けしていません。薬剤が胎児や乳児に与える影響について十分な検証がなされていないため、安全性を優先しての判断です。また、無カタラーゼ症の方も薬剤の分解に関わる体質上の理由からお受けいただけません。そのほか、むし歯や歯周病がある場合、歯にひびが入っている場合などは、先にそちらの治療を行ってからの検討となります。授乳が終わってからのご相談でも遅くはありませんので、その間はクリーニングで着色を抑えるといった方法もあわせてご案内します。

  5. Q. クリーニングとホワイトニング、どちらを受ければよいですか?

    A. 歯の表面に付いたコーヒー・紅茶・赤ワイン・たばこなどの着色が気になっているのであれば、まずクリーニングをおすすめします。クリーニングは歯に付着した汚れや着色、歯石を取り除く処置で、歯そのものの色を変えるものではありませんが、着色が落ちるだけで印象が変わる方は少なくありません。一方、汚れを落としても歯そのものの色が気になる場合に検討するのがホワイトニングです。どちらが適しているかは、実際にお口を診てご説明します。当院ではホワイトニングをご希望の方にも、先にクリーニングで歯面を整えてから薬剤を作用させる流れをとっています。

よくあるご質問の一覧へ →

  1. 歯の色が気になる

    症状から探す

  2. 歯がしみる

    症状から探す

  3. 歯並びが気になる

    症状から探す

  4. 歯ぐきから血が出る

    症状から探す

つむぎ歯科クリニック 院長 桐生賢太

SUPERVISOR

このページの監修

歯の色のご相談は、見た目だけの話ではありません。着色なのか、加齢による変化なのか、神経を失った歯の変色なのか、詰め物の変色なのか。原因によって、選ぶべき方法はまったく違ってきます。当院は2021年10月の開院以来、外来で多くの「歯を白くしたい」というご相談を伺ってきました。

そのなかで大切にしているのは、ホワイトニングをおすすめしないほうがよい場合には、そうお伝えすることです。クリーニングで足りるならクリーニングを、削らずに済む方法があるならそちらを。費用とリスクを並べたうえで、ご自身で選んでいただける材料をそろえることを心がけています。

院長

桐生 賢太

院長プロフィールを見る →

CONTACT

まずは、お気軽にご相談ください

ホワイトニングが向いているのか、クリーニングで足りるのか。
診察のうえで率直にお話しします。費用とリスクもあわせてご説明します。

外来ダイヤル

049-298-4533

平日・土日 10:00–18:00 / 祝日休診

東武東上線・東武越生線「坂戸駅」から徒歩7分/無料駐車場完備
〒350-0234 埼玉県坂戸市緑町22-14

電話で相談 WEB予約