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放置すると危険!親知らずが引き起こす5つのトラブルと対処法

本当は怖い親知らず

親知らずとは?なぜトラブルが起こる?

親知らずとは、一番奥に生えてくる第三大臼歯のことで、一般的には20歳前後に生えてきます。現代人の顎は、昔に比べて小さくなっているため、親知らずが生えるスペースが十分にないことが多く、正常に生えてこなかったり、斜めに生えてきたりすることがあります。

親知らずがトラブルを起こしやすい理由

  • スペース不足: 顎の骨が小さいため、親知らずが生えるスペースが足りないことが多いです。
  • 生え方の異常: 斜めや横向きに生えたり、一部だけが歯ぐきから顔を出したりすることがあります。
  • 歯ブラシが届きにくい: 一番奥に生えているため、歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいです。
  • 歯ぐきに覆われている: 一部だけが見えている場合、歯ぐきとの間に細菌が入り込みやすい状態です。

これらの理由から、親知らずは様々なトラブルを引き起こしやすく、放置すると、症状が悪化する可能性もあります。

放置すると危険!親知らずが引き起こす5つのトラブル

親知らずを放置すると、以下のような様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

トラブル1:虫歯(う蝕)

なぜ起こる?: 親知らずは、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなりがちです。そのため、歯垢が蓄積し、虫歯菌が繁殖しやすくなります。また、斜めに生えていると、隣の歯との間に虫歯ができやすくなります。

症状:

  • 親知らずや、その周りの歯に痛みを感じる
  • 冷たいものや甘いものがしみることがある
  • 歯に黒い点が見られる

放置すると: 虫歯が進行し、激しい痛みが生じたり、歯の神経まで達してしまったり、最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。

対処法・予防策:

  • 毎日、丁寧に歯を磨き、歯垢を落とす
  • 歯間ブラシやデンタルフロスも活用し、歯と歯の間の汚れを落とす
  • 歯科医院で定期的に検診を受け、虫歯の早期発見・早期治療を行う
  • フッ素入りの歯磨き粉を使用する

トラブル2:歯周病

なぜ起こる?: 親知らずの周りの歯ぐきは、歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいです。そのため、歯ぐきが炎症を起こし、歯周病になりやすいです。

症状:

  • 歯ぐきが赤く腫れる
  • 歯を磨くと歯ぐきから出血する
  • 歯ぐきがムズムズする
  • 口臭が気になる

放置すると: 歯周病が進行し、歯ぐきが下がり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的に歯が抜け落ちてしまうこともあります。また、歯周病菌が全身に広がり、様々な全身疾患を引き起こす可能性もあります。

対処法・予防策:

  • 毎日、丁寧に歯を磨き、歯ぐきの境目の汚れを落とす
  • 歯科医院で定期的に検診を受け、歯周病の早期発見・早期治療を行う
  • 歯ぐきのマッサージを行う
  • 禁煙する

トラブル3:智歯周囲炎

なぜ起こる?: 親知らずが一部だけ歯ぐきから顔を出している場合、歯ぐきとの間に食べかすや細菌が溜まりやすく、炎症を起こしやすくなります。

症状:

  • 親知らずの周りの歯ぐきが赤く腫れる
  • 歯ぐきが痛む
  • 口を開けづらくなる
  • 膿が出ることがある
  • 発熱を伴うことがある

放置すると: 炎症が顎の骨や周囲の組織に広がり、激しい痛みや腫れを引き起こしたり、細菌感染が全身に広がる可能性があるため、大変危険です。

対処法・予防策:

  • 歯科医院で早めに治療を受ける
  • 抗生物質や痛み止めを服用する
  • 親知らずの周りを清潔に保つ
  • うがい薬で口をすすぐ

トラブル4:隣の歯への悪影響

なぜ起こる?: 斜めや横向きに生えた親知らずは、隣の歯を押したり、圧迫したりして、歯並びを悪くしたり、隣の歯の根っこを溶かしてしまうことがあります。

症状:

  • 歯並びが悪くなる
  • 隣の歯が痛む
  • 噛み合わせが悪くなる

放置すると: 歯並びがさらに悪化し、虫歯や歯周病のリスクを高めたり、噛み合わせが悪くなることで、顎関節症を引き起こす可能性もあります。

対処法・予防策:

  • 歯科医師に相談し、必要であれば、親知らずの抜歯を検討する
  • 矯正治療が必要になる場合もある

トラブル5:顎関節症

なぜ起こる?: 親知らずが噛み合わせを悪くすると、顎の関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。

症状:

  • 口を開けたり閉じたりする時に、顎の関節が痛む
  • 口を大きく開けられない
  • 顎を動かすとカクカク音がする
  • 頭痛や肩こりがある

放置すると: 症状が慢性化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。

対処法・予防策:

  • 歯科医師に相談し、噛み合わせを調整する
  • マウスピースを装着する
  • 顎の筋肉をマッサージする
  • ストレスを溜めない

これらのトラブルは、早期に発見し、適切な治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。

親知らずの早期発見・早期治療が重要な理由

親知らずは、放置すると様々なトラブルを引き起こす可能性があり、早期発見・早期治療が非常に重要です。

  • 症状の悪化を防ぐ: 早期に治療することで、症状が軽いうちに改善することができます。
  • 治療期間を短縮できる: 症状が進行する前に治療することで、治療期間を短縮することができます。
  • 治療費を抑えられる: 症状が進行する前に治療することで、治療費を抑えることができます。
  • 全身疾患のリスクを減らせる: 歯周病菌が全身に広がるのを防ぎ、全身疾患のリスクを減らすことができます。
  • 抜歯が必要なくなる場合も: 早期に治療すれば、親知らずを抜かずに済む場合もあります。

これらの理由から、親知らずのトラブルは早期発見・早期治療が大切です。

まとめ:親知らずを放置せず、歯科医師に相談を

親知らずは、放置すると様々なトラブルを引き起こす可能性があります。痛みや腫れなどの症状がある場合はもちろん、症状がない場合でも、定期的な歯科検診を受け、親知らずの状態をチェックしてもらうことが大切です。少しでも気になることがあれば、早めに歯科医師に相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。

最後に

当院では、患者様一人ひとりの親知らずの状態を丁寧に診察し、適切な治療をご提供しています。親知らずでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。皆様の健康な歯と笑顔をサポートいたします。


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